2023年1月17日日本時間未明、Appleは新型M2ProやM2Maxなどを搭載したMacBookPro14/16モデルとM2とM2Proを搭載したMacBook miniを公式HP上での動画配信で発表しました。
事前予告などはまったくない形での発表でした。また、発売日が日本では2月3日。アメリカなどでは1月２4日で、日本は遅れての発売となりました。
今後、チップの違いによる性能や機能の違いを比較するため、今回Apple公式サイトで発表された動画内容に補足などを追記しながらまとめていきたいと思います。
プロユーザーのためのAppleシリコン
M2 Max
今回の解説から、Tim Milletに解説者が替わりました。
Tim Millet
VP, Platform Architecture
（プラットフォーム・アーキテクチャ部門 部長）
今日 M2ファミリーに3つ目のチップが加わります。
M2 Maxの登場です。
M2 MaxはM2 ProのすさまじいCPU性能に一段とパワフルなGPUを組み合わせました。
Appleシリコンの優れた電力効率によりAppleのプロ向けシステムに信じられないようなパフォーマンスと驚くほど長持ちするバッテリーをもたらします。
M2 Maxは670億個のトランジスタを積んでいます。
これはM1 Maxと比べて100億個も多く、
M2と比べて３倍以上の数です。
M2 MaxはM2 Proの２倍のメモリインターフェイスを持つ高性能のオンチップファブリックを土台としています。
これによりユニファイドメモリの帯域幅は400GB/sになり、専用のパッケージはM1 Maxより５０％大きい。最大96GBの容量に対応します。
M2 Proと同じく次世代の12コアCPUを積んだM2 Maxは
M1 Maxより最大20%高いパフォーマンスを発揮します。
さらにM2 Maxは最大38コアのはるかに大きなGPUも積んでいます。より大きなキャッシュとの組み合わせにより、
パフォーマンスは最大30%向上します。
さらにAppleの最新のNeural EngineとProResサポートが2倍になった、パワフルなメディアエンジンも積んでいるので、メディアの再生やトランスコードが劇的に速くなります。
これがM2 Maxです。
高性能のCPUとモンスター級のGPUを積み、大容量ユニファイドメモリに対応、Appleの最も先進的なメディアエンジン。そして業界トップクラスのワット当たりの性能を持つM2 Maxはプロ向けノートブックのための世界で最もパワフルで効率的なチップです。
