3年使ったAppleWatch3を今回AppleWatch6に替えました。
今回はどう変わったのか体感についてレポートします。
管理人は、AppleWatch初代からのWatchユーザーです。もちろんいちユーザーにすぎないので、すべてのモデルを購入使用したわけではありません。ですが、AppleWatch初代、AppleWatch1、AppleWatch3と使って今回AppleWatch6へとバージョンアップしました。
いちユーザーとして3から6への変化について、体感をレポートしたいと思います。
※AppleWatch1は初代のバッテリー膨張問題で無償修理で交換された為、持っており、実際には無償修理交換のその時間すら待てずApple Watch3を買ってしまった為、1は試しに1日2日ほど付けてみただけで使用していません。3との性能が違いすぎて使う気にならなかったというのが正直なところです。ですが初代よりは明らかに動きやバッテリーもちなどがよくなっていました。
2020年9月18日からAppleWatch6等 発売開始!
新しいAppleWatchが発表される1ヶ月ほど前にAppleWatch3のディスプレイに気づかないうちに小さな傷が入ってしまいました。AppleWatch歴5年で初めての傷でした。それがキッカケとなり、次モデルが発売されたら買い換えようと思いはじめたのです。
AppleWatch6についてはこちらの記事でご確認ください。
AppleWatch6とAppleWatchSEが同時発売
AppleWatch6とAppleWatchSEの違い
今回、Appleは正統な進化モデルとしてのAppleWatch6と廉価モデルとしてのApple Watch SEの2モデルを同時に発表しました。
見た目
この2モデルは見た目は、シリーズ4・5と同じデザインの為、外見上の違いはありません。
液晶サイズもバンドなどもすべて共通です。ただ、シリーズ6にはケース素材がアルミ以外のステンレスケースやチタンケースもあり、色・素材種類とも豊富です。SEはアルミケースのみとなります。
また、裏返してセンサー部分を見ると全く違っています。ですが、腕に装着した状態では4/5/6/SEの違いはわかりません。
6には新色としてブルーとレッドがあります。この2色だけが6だとわかる違いで、他の色は本当にわかりません。
処理能力の差
Watch6は5と比べて処理能力が20%UP。傾けた時の待機画面の文字盤表示の明るさが2.5倍UPしています。
SEは5と同じ処理能力と液晶ディスプレイです。
充電時間の差
Watch6もWatch SEもバッテリーの駆動時間はほぼ同じ最大18時間ですが、Watch6の方はバッテリーが0%から100%までの充電時間がたった1.5時間となっています。(実際の結果は設定や環境条件でかわりますが、3を使っていた筆者は非常に充電時間が早くなったと実感しています)
この高速充電はWatch6のみの性能です。
W6 | SE | W5 | W4 | W3 | |
駆動時間 | 18時間 | 18時間 | 18時間 | 18時間 | 18時間 |
高速充電 | ○ | ー | ー | ー | ー |
常時点灯の有無
Watch6はシリーズ5から追加された液晶ディスプレイの常時点灯機能がありますが、SEには常時点灯がありません。画面を自分の方に傾けると表示され傾けていないときにはディスプレイは消えています。
※この常時点灯機能は5・6にある機能ですが、不要の場合設定で常時点灯をOFFにすることは可能です。
W6 | SE | W5 | W4 | W3 | |
常時点灯 | ○ | ー | ○ | ー | ー |
血中酸素濃度測定機能
Watch6から新しく加わった「血中酸素濃度の測定」。これは定期的にバックグランドで測定をしており、睡眠中でも測定をしています。そして、その結果がiPhoneのヘルスケアアプリケーションに記録されます。この機能はSEにはありません。Watch6にだけにある機能です。
W6 | SE | W5 | W4 | W3 | |
血中酸素濃度 | ○ | ー | ー | ー | ー |
心電図機能(1月下旬日本でも使用可能に)
日本でも1月下旬のOSアップデートにより対応しました。
心電図機能付きモデルでは、心電図測定でき、シリーズ3以降発売のモデルでは不規則な心拍を検知した場合に通知する機能がアップデートにより追加されました。
W6 | SE | W5 | W4 | W3 | |
心電図機能 | ○ | ー | ○ | ○ | ー |
まとめ
Watch6とSEの違いをまとめると、Watch5から「常時点灯」や「心電図機能」をのぞき、6に加わった「血中酸素濃度測定機能」を搭載していないのがSE。また常時計測の高度計が6とSEには新たに搭載されています。
Watch6はWatch5から性能がUPしたアップデートモデルで、処理能力、液晶の明るさ、充電の速さなどがUPした上で、「血中酸素濃度」を測定できる機能と常時計測の高度計が新たに加わったモデルと言えます。
AppleWatch3の実力
今回、私は新型に買い換えましたがAppleWatch3はまだまだ現役で使用可能です。
バッテリーもまだ劣化を意識していません。ただ、アップデート対応に問題があるようです。
私は今回のコロナ禍もあり、今は以前以上に「健康志向重視」に傾いています。その為、今回のWatch6は非常に魅力的な機種でした。
Apple Watch3にここ1年不満を持ち始めていた
やはり新型モデルなどを普段から触れる職場にいる為、段々AppleWatch3にも不満が出てきていました。
ここ1年で感じてたWatch3の不満
シリーズ4以降の大きくて綺麗な液晶が羨ましかった
AppleWatchシリーズは3までと4以降で、デザイン等がフルモデルチェンジしています。
液晶サイズも38mmが40mmに、42mmが44mmにサイズアップしました。このわずか2mmの差ですが、表示域が3までは四角く狭いのです。4以降は際まで表示される為、2mmの差でも30%も表示面積を増やしています。
この差の為、可愛くて綺麗な文字盤が3では使えないのです。3までで使えていた文字盤は4以降でも使えるので、単純に文字盤の種類が少ないのです。
そして画面が明るく高画質になっている為、4以降の方が文字もくっきり見えます。
手首を傾けても画面表示が出ない時がある
反応速度がどうしても遅いなと感じる時がありました。液晶画面をタップしたりデジタルクラウンを押せば出てはきますが、片手だけで操作したいときにはイラッとしていました。
常時点灯が羨ましかった
シリーズ5から可能になった常時点灯が羨ましくて仕方がありませんでした。腕を傾けないと文字盤が出てこないというシリーズ4までの仕様は、運動をしている時やちょっと時間を確認したいけど体勢的に表示しにくい時などに不満を感じ始めていました。
Siriと呼びかけても反応しなかったり遅かったり
お料理中に私はよくタイマー機能を使うのですが、iPhone11ProにiPhoneを機種変更したあたりからは、「Hey,Siri!」と呼びかけた時、手元のAppleWatch3よりも隣の部屋のiPhoneが反応するなんてことがちょくちょくありました。
AppleWatch3のGPSモデルが残ったが・・。
今からAppleWatch3を買うか?と聞かれたら、それは「ない」かな。
やはり、反応速度やセンサーの性能など、不満を感じはじめていたからです。後数年快適に使う・・というのは難しいだろうな・・。
今回のAppleの発表会でびっくりしたのは、AppleWatch3のGPSをラインナップに残した事。
確かに安いんですが、今から買って後数年使う??というのが正直なところ。歴代のAppleWatchと比べて、バッテリーの持ちは良かったですし、最低限の機能はある・・。ですが、発売が2017年で丸3年が過ぎ、4年目に突入したわけです。同じGPSだと価格差1万円。3が2万円台。SEが3万円台。SEだと普通に3年4年使えそうですよね・・。
Watch3とSEとで迷ったときは
今Watch3を持っている人、不満があるなら買い替えましょう。
これから購入を検討の方、Watch3が使えないわけではないですが、まだ充分使えますが、性能的不満が出てきている時期なので、少しでも長く使いたいならいろんな意味でも「SEをおすすめ」します。
チップ性能が3とSEでは2倍違います。マイクとスピーカーの位置が反対になっているので、3で起こりやすい電話時のハウリングが起こりにくいですし、スピーカーサイズも2倍大きくなってます。Bluetooth性能もUPしてます。
正直、シリーズ3はもう現場ではオススメしていません。指名買いでお客様から「シリーズ3を下さい」と言われたら販売しますが・・、シリーズ3はどうですか?と聞かれたら「オススメしません」とハッキリ言っています。
少しでも低価格で・・とお考えの方はSEをご購入ください。
AppleWatch6に替えました
今回3年ぶりにAppleWatchを買い替えました。
そして使ってみての満足度は◎です!
買ってよかった!
いい買い物をした感が大きく満足
3から6への買い替えなので、上記に書いたようなWatch3への不満は当たり前ですが、すべて解消されました。
大きくて繊細で綺麗な文字盤に満足
とにかく液晶画面がキレイ。くっきりはっきり明るい!
そして、設定で睡眠モードになっていると、今まで3の時は寝返りを打った時の姿勢によっては文字盤が明るく表示されて、睡眠を阻害されることもありましたが、6はおやすみモードの時は常時点灯ではありません。画面は消えてます。タップをすると時刻が見えますがおやすみモードなので時間だけ明るさ低めで表示されます。突然文字盤が表示されて眩しい!なんてことはありません。
目覚まし機能の起こし方に愛すら感じる
睡眠状況を測定するアプリを3から使っていますが、6に替えてiOS14にしたところヘルスケアアプリの中に「睡眠スケジュール」というのが加わりました。
この中で何時に寝るとか起きるといった設定ができます。今まではiPhoneの目覚ましアプリを使っていたのですが、この睡眠スケジュールを設定すると起きる予定時間に音ではなくAppleWatchが振動して起こしてくれるのです。
その振動が、最初は心音と同じ鼓動を刻み、少し無視していると、トトトン。トトトン。また無視しているとまた違った振動にとどんどん変わっていくんですが、心地よく自然に起こされるような優しい振動なのです。
なんとも表現しにくいんですが・・。
今までのiPhoneの目覚まし機能はもういらないなって感じです。私はこの目覚ましが非常に気に入りました。
やはり反応が早い
切り替えなどの反応もSiriの反応も早い。iPhone11proよりも早く反応してくれる。
ちゃんと反応してくれる!
充電が早いのが一番いい
常時点灯なので、同じ時間使っているとバッテリーの減り方は私の場合はWatch3よりも早く減ります。
夜寝る時もつけていますが、夜間の減りは逆に睡眠モードになっている為Watch3よりも少ないです。
3の時は、帰宅してから寝るまでの間、ずっと充電していました。ベットに入って時計をつけ忘れていることに気がつき時計を取りに戻るということもしばしばあり、そこはストレスでした。
そこそこ充電時間がかかるので、帰宅後は寝るまで充電、休みの日はつけていないといった生活でした。
Watch6になってからは、帰宅後充電しても短時間で充電が終わっており、充電終了後また時計をはめて過ごし、そのままベットに・・。つけ忘れていて慌てて取りに起き上がる・・といったことがなくなりました。iPhoneにはAppleWatch6の充電が終わってます。と表示されるので余計に忘れにくくなりました。
日中のバッテリーの減り方は気になるので、一応朝起きてから朝食の間もう一度充電しています。夜間はそれほど減っていないので、20分かそこらで充電が完了しているので終わったら身に付けています。その為、ほぼ一日中つけている生活をしています。
血中酸素濃度チェックしてます
私は気管支系が弱いので、血中酸素濃度は気になる機能です。
腕につけてるだけで、夜間も定期的に測定しており、ヘルスケアアプリなどでいつでも見れます。
iPhoneに自動で記録されており、いつでも自分の普段の状態がチェックできるのでこれからの季節の変わり目などの体調管理に役立ちそうです。
ハンズフリーでの電話もちゃんと聞こえる
3と違ってハンズフリーで電話をかけても、普通に聞こえてしゃべれます。3までだとスピーカーとマイクの位置が隣同士だった為ハウリングをしやすく、相手にとっては聞き取りづらいといった状況がありましたが、その辺りも4以降の改良で良くなっています。
地味だが手洗い機能が何気に気に入ってます
今回私の周りでAppleWatch6に買い換えた友人の中には、手洗い機能は煩わしいといった意見もあったので、好みが分かれるところのようですが、私は好きです。
もちろん、煩わしいと感じる方は設定でOFFに出来ますのでご安心を。
私は自宅に着いたら手洗いをするよう通知する機能もONにしています。
まとめ
健康志向タイプの筆者には、今回のAppleWatch3からAppleWatch6への変更は、不満点が全くない結果でした。最初、常時点灯の為日中のバッテリーの減り方は3と比べて早いと思っていましたがOSのアップデートなどで感じなくなりました。
私の場合で、AppleWatch3で仕事終わりの頃に残量が60%〜70%台だったものが、Watch6で50%~60%台になったといったところだったのですが、それも今では解消されて3と同じぐらいになっています。つけてる時間はむしろ長いのにです。
今回6で5以上に消費電力が抑えられる仕様になったとのことですが、常時点灯はそれでもそれなりにバッテリーは使っているようです。この機能はOFFにも出来るのでどうしてもバッテリーを長く使いたいという人はOFFにしてもいいかもしれません。ですが、筆者の感覚からするとわざわざOFFにする必要は全くないと思います。
Watch3から6に切り替えて、本当に満足度の高い買い物になりました。
ぜひ、気になる方はこの機会にアップグレードをおすすめします。
○関連記事○
購入1ヶ月でちょっとしたトラブルが・・。そのトラブルもすぐに解消しましたが。
2021年元旦から始めた音声配信によるAppleFUN(スタンドFM版)の番組です。ラジオっぽい番組づくりで、毎回Appleに関する情報を配信しています。Appleのサービスや製品のこと、好きなことなどを音声でお届けしています。
#6のAppleFUNラジオの放送はこちら。