2022年6月のWWDCで発表されたiPadOS16について。
iPadOS16 製品概要
この秋登場するiPadOS16。このiPadOS16を搭載したiPadは、これまで以上に直感的でさらに生産的になり、一段と万能になります。
メッセージはよりパワフルな共同作業機能が、メールにも新しい便利ツールが楽しめるようになります。
iCloud共有写真ライブラリで、家族と写真の共有や共同作業が簡単にできるようになります。
お天気アプリもiPadに登場し、詳細な予報モジュールも活用できます。
テキスト認識表示を使用してビデオ内のテキストを操作したり、リファレンスモードなどのプロ向け機能、アプリ内でより多くのものを表示するためのディスプレイのサイズ調整モード、ステージマネージャによる新しいマルチタスキングの方法、外部ディスプレイのフルサポートも活用できます。
今回のiPadOS16では、ディスプレイ表示が大きく改革されます。iPadで初めて、複数のアプリをサイズを変えて表示できるようになります。まるでMacなどのPCのような操作性に近づきます。ファイルの管理でも、拡張子の変更やフォルダサイズがわかるようになります。
iPadOS15では対応していなかった日本語でのテキスト認識も、出来るようになりそうです。この秋が楽しみです。
iPadOS16対応機種
iPadPro(すべてのモデル) | iPad(第5世代以降) |
iPadAir(第3世代以降) | iPad mini(第5世代以降) |
iPadOS15まで対応していたiPadAir2とiPad mini4がアップグレード対象からはずされました。
新機能について紹介
Apple Music Sing (iPadOS 16.2から)
Apple Musicの最新機能により、ボーカルの音量調節ができるようになりました。音節ごとにタイムリーかつ正確に表示される歌詞に合わせて、Apple Musicにある数千万の楽曲を簡単に一緒に歌うことができます。
Apple Music Singは、世界中のApple Musicのサブスクリプションの登録者がiPhone、iPad、新しいAppleTV 4Kで利用できます。
iPhone | iPad |
iPhone11以降 | iPadPro(M1チップ)以降 |
iPhoneSE(3rd)以降 | iPadAir(4th)以降 |
iPad(9th)以降 | |
iPad mini(6th)以降 | |
Apple TV | |
Apple TV 4K(2022)以降 |
天気
天気アプリがiPadに登場し、より大きなディスプレイで活用できます。
アニメーションは臨場感にあふれ、予報モジュールを活用して空気質や地域予報などもより詳細に確認できます。
重大な気象警報の通知を受け取るように設定できるので、荒天を確認して備える事が容易になります。
今までiPadに純正のお天気アプリがなかったんですね。
メッセージ
メッセージを送信してから最大15分間メッセージを編集したり、誤送信してしまったメッセージの送信を取り消したり、後で対応できるようにメッセージを未読に切り替えることができるようになります。
「あなたと共有」の機能が向上し、他社製アプリでも利用できるようになります。
メッセージを使って、共同作業アプリ内の共有プロジェクトを開始したり、管理したりすることができます。
更に、メッセージでSharePlayを使えるように、家族や友達と同時にコンテンツを楽しめるようになります。
メッセージを送信してから最大15分間、メッセージの編集または送信の取り消しができるように。
メール
新しいメールボックス機能を使って、Eメールの送信を予約したり、送ったばかりのEメールの送信を取り消したりできます。
また、情報量の多いリンクを追加して一目で共有したコンテンツの詳細がわかるようにして、美しいEメールを作成することもできます。(日本語非対応)
美しいEメールの作成は、英語(オーストラリア、カナダ、インド、シンガポール、英国、米国)で利用できます。
また、進化した検索機能により、入力ミスがあっても関連性の高い検索結果が提示され、同義語の検索もできます。(日本語非対応)
このメールの検索機能は、英語のスペル修正および同義語に対応します。
iCloud共有写真ライブラリ
自分以外の家族最大5人とシームレスに写真とビデオを共有できるようになります。
iCloud共有写真ライブラリは、家族それぞれが写真とビデオをアップロードすることができます。
共有ライブラリのコンテンツは、全員の「メモリー」「おすすめの写真」「写真」ウィジェットに表示されます。
Safariとパスキー
共有タブグループを使ってウェブサイトを共有しながら友達と共同作業ができます。
また、フィッシングや漏洩の被害を受けない次世代の認証情報であり、パスワードに変わることを目指すパスキーを使用します。
テキスト認識表示
テキスト認識表示がビデオに対応しました。テキストが表示されているフレームを一時停止し、そこからテキストを取得することができます。
この機能は、A12Bionic以降を搭載したiPadで利用できます。
英語、中国語、フランス語、イタリア語、ドイツ語、日本語、韓国語、ポルトガル語、スペイン語、ウクライナ語で利用できます。
iPadPro11(1st)以降 | iPad(8th)以降 |
iPadPro12.9(3rd)以降 | iPad mini(5th)以降 |
iPadAir(3rd)以降 |
また、画像の被写体を背景から取り出し、メッセージやメモなどのアプリにコピー&ペーストすることもできます。
この機能を利用するには、音声モデルのダウンロードが必要です。
ステージマネージャ
ステージマネージャは、アプリを自動的に整理するので、マルチタスクやアプリ間の切り替えが簡単にできます。
iPadでははじめて、重なり合う複数のウィンドウのサイズを変更して使用できるようになり、理想的なワークスペースを作れます。
ステージマネージャは、最大6Kの解像度を備えた外部ディスプレイを完全にサポートします。
iPadと外部ディスプレイ上で様々なアプリを使い、アプリ間でコンテンツのドラッグ&ドロップができます。
ステージマネージャは、iPadPro11(3rd)、iPadPro12.9(5th)、iPadAir(5th)で利用できます。
新しいディスプレイモード
新しい拡大表示の設定では、ディスプレイに表示されるピクセル密度が増え、アプリ内でより多くのものを表示できます。
Liquid Retina XDRディスプレイを搭載した12.9インチiPad Proのリファレンスモードでは、ビデオとフィルムのコンテンツの編集用に複数のリファレンスカラーのプリセットを利用できます。
新しい拡大表示は、iPadPro11(3rd)、iPadPro(5th)、iPadAir(5th)で利用できます。
ゲーム
Metal3により、MetalFX Upscalingのような機能を持つ次世代のiPadゲームが可能になるため、パフォーマンスが加速し、驚くほど美しいビジュアル体験ができます。
デザインが刷新されたGame Centerのダッシュボードでは、自分や友達がどのゲームをプレイしているかや、様々なゲームで、友達の達成状況を一箇所ですべて確認できます。
Game Centerのマルチプレイヤー対応ゲームでは、SharePlayを利用することで、より簡単に友達と一緒にプレイできます。
MetalFX UpscalingはA13Bionicに対応したiPadで利用できます。
Metal 3
ゲームやプロ用アプリケーションがAppleシリコンを最大限に活用できるように支援できる機能が搭載されています。解像度グラフィックスの短時間でのレンダリング、リソースの高速ロード、GPUを使用した機械学習ネットワークのトレーニングなどが可能になりました。
■MetalFX Upscaling
高性能なアップスケーリングとアンチエイリアシングにより、複雑なシーンをフレームあたりより短時間でレンダリングします。時間的または空間的アルゴリズムの組み合わせを選択することで、パフォーマンスを向上させることが可能です。
■Fast resource loading(高速なリソース読み込み)
非同期I/Oを使用して、最適な方法でアセットのデータをストレージから直接Metalのテクスチャとバッファにストリーミングできます。
■オフラインでのシェーダコンパイル
コンパイラはGPUバイナリをプロジェクトのビルド時に生成できるため、App内でのシェーダコンパイルがなくなります。これにより、ゲームのパフォーマンスが向上し、読み込み時間が短縮されます。
■メッシュシェーダ
この新しいジオメトリパイプラインは、頂点シェーダをオブジェクトとメッシュの2つの新しいシェーダステージに置き換え、より柔軟なカリングとLOD選択、より効率的なジオメトリシェーディングと生成を可能にします。
■PyTorchのMetalバックエンド
PyTorchバージョン1.12の新しいMetalバックエンドは、MPS GraphとMetal Perfomance Shadersプリミティブを使って、高性能でGPUアクセラレータを使ったトレーニングを可能にします。
■新しいレイトレーシング機能
Metal Ray Tracingの改良により、アクセラレーション構造の構築に費やすGPU時間が短縮されました。かリングなどの作業をGPUに移行してCPUのオーバーヘッドを削除し、プリミティブデータへの直接アクセスにより交差とシューディングの両方を最適化することができます。
iPadPro11(3rd) | iPad(9th) |
iPadPro12.9(5th) | iPad mini(6th) |
iPadAir(4th)以降 |
WWDC2022では、MacOSの紹介の中でMetal3と「バイオハザード」が紹介されたよ。
ホーム
ホームアプリは、スマートホームアクササリの表示や操作が簡単で一目でわかるようになる、全く新しいデザインが採用されます。
iPadOS16は、スマートホームの接続規格「Matter」にも対応したので、より多くの人にスマートホームを体験していただけます。
2022年後半にアップデートとして提供予定です。
ファミリー共有
子どものアカウントの設定と管理がさらに簡単になりました。
子どものアカウントを作成したら、数回タップするだけで子どものためのデバイスを設定できます。
Appleで購入したお気に入りのアイテムやサブスクリプションを簡単に共有できるので、家族全員がそれぞれパーソナライズされたお気に入りのコンテンツにアクセスできます。
デスクトップクラスのアプリ
作業効率化アプリに新しい操作方法が加わり、できることがこれまで以上に広がりました。
一貫した取り消しとやり直しの操作方法のほか、再設計された検索と置換の体験、新しい文書メニュー、カスタマイズ可能なツールバーが追加されます。
ファイルアプリでは、ファイルの拡張子の変更やフォルダのサイズの確認などができます。
アクセシビリティ
FaceTimeのビデオ通話とiPad上の通話やコンテンツに対応するライブキャプション、VoiceOverと読み上げコンテンツへの20以上の対応言語の追加、音声コントロールのスペリングモードなどのアクセシビリティ機能を利用できます。
ライブキャプションは、iPhone11以降、A12Bionic以降を搭載したiPad、Appleシリコンを搭載したMacの各モデルで英語(米国・カナダ)で利用できます。
音声コントロールのスペリングモードなどのアクセシビリティ機能は英語(米国)で利用できます。
iPadOS16アップデート履歴
iPadOS16.5 [2023.5.19リリース(日本時間)]
このアップデートには、以下の機能強化とバグ修正が含まれます:
- Spotlightが反応しなくなることがある問題を修正
- スクリーンタイムの設定がリセットされる、またはすべてのデバイスに同期されないことがある問題を修正
一部の機能は、地域やAppleデバイスによっては使用できない場合があります。Appleソフトウェアアップデートのセキュリティコンテンツについては、以下のWebサイトをご覧ください:https://support.apple.com/ja-jp/HT201222
iPadOS16.4.1(a) [2023.5.2リリース(日本時間)]
緊急セキュリティ対応
iOS、iPadOS、macOS の緊急セキュリティ対応について
緊急セキュリティ対応は、ソフトウェアアップデートの合間に、セキュリティに関わる重要な改善点を配信するものです。
緊急セキュリティ対応は、iPhone、iPad、Mac を対象とした新しい種類のソフトウェアリリースです。ソフトウェアアップデートの合間に、セキュリティに関わる重要な改善点を配信します (たとえば、Safari Web ブラウザ、WebKit フレームワークスタック、その他の重要なシステムライブラリに対する機能強化など)。一部のセキュリティ上の問題 (脆弱性を悪用されかねない状況や、被害が報告されている問題など) に迅速に対処する緩和策として用いられる場合もあります。
新しい緊急セキュリティ対応は、最新バージョンの iOS、iPadOS、macOS (iOS 16.4.1、iPadOS 16.4.1、macOS 13.3.1 以降) のみが配信対象です。
デフォルトでは、緊急セキュリティ対応が自動的に適用され、必要な場合には、デバイスの再起動を促すようになっています。デバイスの設定を確認するには、以下の手順を実行してください。
- iPhone または iPad:「設定」>「一般」>「ソフトウェアアップデート」>「自動アップデート」の順に選択し、「セキュリティ対応とシステムファイル」がオンになっていることを確認します。
- Mac:Apple メニュー >「システム設定」の順に選択します。サイドバーで「一般」をクリックし、右側で「ソフトウェアアップデート」をクリックします。自動アップデートの横にある詳細表示ボタン をクリックし、「セキュリティ対応とシステムファイルをインストール」がオンになっていることを確認します。
緊急セキュリティ対応が適用されると、ソフトウェアのバージョン番号の後に文字が表示されます (例:macOS 13.3.1 (a))。
この設定をオフにした場合や、緊急セキュリティ対応が公開された時点で適用しなかった場合、該当する修正や緩和策は、後日のソフトウェアアップデートに盛り込まれてデバイスに配信されます。
iPadOS16.4.1 [2023.4.8リリース(日本時間)]
このアップデートには以下のiPad用の重要なバグ修正とセキュリティアップデートが含まれま
す
- 押している手の絵文字でスキントーンの選択肢が表示されない問題
- Siriが応答しないことがある問題
一部の機能は、地域やAppleデバイスによっては使用できません。Appleソフトウェア・アップデートのセキュリティコンテンツについては、以下のWebサイトをご覧ください
iPadOS16.4[2023.3.28リリース(日本時間)]
このアップデートには、以下の機能強化とバグ修正が含まれます:
- 絵文字キーボードで、動物、手のジェスチャー、物などの21の新しい絵文字を使用可能
- 11インチiPad Pro(第4世代)および12.9インチiPad Pro(第6世代)の”メモ”または対応しているAppで、書く前にあらゆる角度での筆跡をプレビューできるように、Apple Pencilのポイント機能に傾斜角と方位角の対応を追加
- ホーム画面に追加したWeb Appの通知
- “写真”の”重複項目”アルバムで、iCloud共有写真ライブラリ内の重複する写真やビデオの検出にも対応
- VoiceOverが天気Appの地図に対応
- 光の点滅やストロボ効果がビデオで検知された場合に、表示を自動的に暗くするアクセシビリティ設定を追加
- お子様用の“コミュニケーションの安全性”で、お子様がヌードを含む写真を送受信したときに警告する機能を親/保護者が設定可能
- メモAppで描画中や手書き中に発生する可能性があるApple Pencilの反応に関する問題を修正
- お子様からの承認と購入のリクエストが親/保護者のデバイスに表示されないことがある問題を修正
- Matterと互換性のあるサーモスタットをApple Homeとペアリングしたときに、サーモスタットが反応しなくなる可能性がある問題に対応
一部の機能は、地域やAppleデバイスによっては使用できない場合があります。
Appleソフトウェアアップデートのセキュリティコンテンツについては、次のWebサイトをご覧ください:https://support.apple.com/ja-jp/HT201222
iPadOS16.3.1[2023.2.14リリース(日本時間)]
このアップデートには以下の重要なバグ修正とiPad用のセキュリティアップデートが含まれます:
- iCloudがAppで使用されていると、iCloud設定が応答しない、または間違って表示される場合がある問題
- Siriからの“探ず”リクエストが機能しない場合がある問題
Appleソフトウェアアップデートのセキュリティコンテンツについては、以下のWebサイトをご覧ください:https://support.apple.com/ja-jp/HT201222
iPadOS16.3 [2023.1.24リリース(日本時間)]
このアップデートには、以下の機能強化とバグ修正が含まれます:
- iCloud用の高度なデータ保護により、エンドツーエンドの暗号化で保護されるiCloudデータのカテゴリが、iCloudバックアップ、メモ、写真を含む合計23種類に拡大し、クラウドでデータ漏洩が起きた場合でも情報を保護することが可能
- Apple ID用のセキュリティキーを使用すると、新しいデバイスでの2ファクタ認証によるサインイン時に物理的なセキュリティキーがないとサインインできなくなり、アカウントのセキュリティを強化することが可能
- HomePod(第2世代)に対応
- フリーボードで、Apple Pencilまたは指を使って描画した筆線が共有ボードに表示されないことがある問題を修正
- Siriがミュージックのリクエストに正しく応答しないことがある問題に対処
一部の機能は、地域やAppleデバイスによっては使用できない場合があります。Appleソフトウェアアップデートのセキュリティコンテンツについては、以下のWebサイトをご覧ください: https://support.apple.com/ja-jp/HT201222
iPadOS16.2 [2022.12.14リリース(日本時間)]
フリーボード
- Mac、iPad、iPhoneで友達や同僚とクリエイティブに作業するための新しい“フリーボード” App
- 自由自在なキャンバスに、ファイル、画像、付せんなどを追加可能
- 描画ツールでキャンバス上のどこにでも指やApple Pencilでスケッチ可能
ステージマネージャ
- iPad Pro 12.9インチ(第5世代以降)、iPad Pro 11インチ(第3世代以降)、およびiPad Air(第5世代)で最大6Kの解像度の外部ディスプレイに対応
- 互換性のあるデバイスと、接続されているディスプレイ間でファイルやウインドウをドラッグ&ドロップ
- 最大で、iPadのディスプレイで4つ、外部ディスプレイで4つのAppを使用可能
Apple Music Sing
- Apple Music内の何百万もの曲から選んだお気に入りの曲に合わせて歌う新しい方法
- ボーカルの音量を自在に調整して、原曲のアーティストとデュエットしたり、ソロで歌ったり、それらを組み合わせたりすることが可能
- 新しく強化された音節に合わせて表示される歌詞で、より簡単にミュージックの進行を追うことが可能
※対応機種:iPadPro12.9(5th)以降、iPadPro11(3rd)以降、iPadAir(4th)以降、iPad mini(6th)以降、iPad(9th)以降
Game Center
- Game CenterのマルチプレイヤーゲームがSharePlayに対応し、FaceTimeで通話中の人とプレイ可能
- アクティビティウィジェットで、ホーム画面から直接、友達がプレイしているゲームやその達成状況を見ることが可能
ホーム
- スマートホーム用アクセサリとAppleデバイス間での通信の信頼性および効率の向上
このアップデートには、以下の機能改善とバグ修正も含まれます:
- “メッセージ”の検索の改善により、犬、車、人物、テキストなどの写真の内容に基づいて写真を検索可能
- トラッキング通知で、所有者の手元から離れたAirTagが近くにあり、移動していることを示すチャイムが最近再生された場合に通知
- “IPアドレスを公開”設定で再度読み込むとSafariでiCloudプライベートリレーのユーザが特定のサイトでサービスを一時的に無効可能
- “メモ”の参加者カーソルにより、ほかの人が共有メモをアップデートしている箇所をライブインジケータで表示可能
- AirDropの設定が10分経過すると自動的に“連絡先のみ”に戻るようになり、望まない相手からのコンテンツの受信リクエストを防止
- アップデート後に一部のメモがiCloudと同期できなくなる問題を修正
- アクセシビリティのズーム機能を使用しているときにMulti-Touchジェスチャが反応しなくなる可能性がある問題を修正
- 日本語キーボードでの入力中にVoiceOverで変更を認識できないことがある問題を修正
一部の機能は、地域やAppleデバイスによっては使用できない場合があります。Appleソフトウェアアップデートのセキュリティコンテンツについては、以下のWebサイトをご覧ください: https://support.apple.com/ja-jp/HT201222
iPadOS16.1.1 [2022.11.10リリース(日本時間)]
このアップデートにはバグ修正およびセキュリティアップデートが含まれ、すべてのユーザに推奨されます。
iPadOS16.1 [2022.10.25リリース(日本時間)]
iCloud共有写真ライブラリ
- 個々のライブラリで写真とビデオを最大5人とシームレスに共有可能
- ライブラリの設定時または参加時に、開始日や写真に写っている人をもとにして共有ライブラリに追加する写真を簡単に選択可能
- ライブラリのフィルタ機能により、共有ライブラリ、個人用ライブラリ、または両方のライブラリの表示を素早く切り替えることが可能
- 編集や許可の共有により、参加者全員が写真の追加、編集、お気に入りへの追加、キャプションの追加、削除の操作が可能
- “カメラ”で共有設定を切り替えることで、撮影した写真をそのまま共有ライブラリに追加するか、Bluetoothでほかの参加者が近くにいることが検出されたときに自動で共有する設定を有効にするかを選択可能
メッセージ
- 送信後15分以内はメッセージの編集が可能で、受信者は編集の記録を見ることが可能
- メッセージの送信後2分間は送信を取り消すことが可能
- メッセージを未開封にする機能により、チャットをあとで見つけやすくすることが可能
- “メッセージ”でSharePlayを使用して、友達とメッセージをやり取りしながら映画、ミュージック、ゲームなどを一緒に楽しむことが可能
- 共同制作機能では、“メッセージ”を使ってファイルの共同作業への参加を簡単に依頼することができ、共有プロジェクトで編集が加えられたときにスレッドでアクティビティの更新情報を取得することが可能
メール
- より正確で完全な結果を返すように検索機能が改善され、入力し始めた瞬間から検索候補を表示
- メッセージの送信後10秒以内であれば“送信を取り消す”で送信をキャンセルすることが可能
- “あとで送信”機能で、指定した日時にメールを送信することが可能
- “リマインダー”機能でメールを読み直したり、返信を忘れないようにするためのリマインダーを受け取る日時を設定可能
Safariとパスキー
- 共有タブグループで、複数のタブをほかの人と共有することができ、タブグループの更新は共同制作をしながら即時に確認可能
- タブグループのスタートページは、タブグループごとに異なる背景画像やお気に入りをカスタマイズすることが可能
- タブグループごとによく閲覧するWebサイトを固定することが可能
- トルコ語、タイ語、ベトナム語、ポーランド語、インドネシア語、オランダ語をSafariのWebページ翻訳機能に追加
- パスワードの代わりに、より簡単で安全にサインインできるパスキーに対応
- パスキーはiCloudキーチェーンによりAppleデバイス間でエンドツーエンドで同期され、お使いのすべてのAppleデバイスで使用可能
ステージマネージャ
- マルチタスクを行うためのまったく新しい方法(iPad Pro 12.9インチ(第3世代以降)、iPad Pro 11インチ(第1世代以降)、およびiPad Air(第5世代)で使用可能)
- ウインドウの重ね合わせやサイズ変更が可能になり、Appの配置を調整して、理想的なワークスペースを構築することが可能
- 画面の左端に並んでいる“最近使ったApp”では、App間を素早く切り替えることが可能
- Appをグループ化してAppのセットを作成すると、そのグループに素早く戻ることが可能
新しいディスプレイモード
- リファレンスモードにより、Liquid Retina XDRディスプレイを搭載した12.9インチiPad Proで一般的な色基準のリファレンスカラーとビデオフォーマットのリファレンスカラーを表示でき、Sidecarを使ってAppleシリコン搭載Macのリファレンス用ディスプレイとしても使用可能
- 新しく追加されたディスプレイのサイズ調整設定でディスプレイのピクセル密度を増やすと、App内でより多くのものを表示可能(iPad Pro 11インチ(第1世代以降)、iPad Pro 12.9インチ(第5世代以降)、および iPad Air(第5世代)で使用可能)
天気
- iPadの天気Appが大きなディスプレイに合わせて最適化され、臨場感あふれるアニメーション、詳細なマップ、タップできる予報モジュールなどに対応
- 天気マップでは、降水量、空気質、気温に切り替えることができ、地図を場所表示の横に並べるか、またはフルスクリーンで表示することが可能
- モジュールをタップして、1時間ごとの気温や今後10日間の降水量といった詳しいデータを表示可能
- 空気質では、色分けした空気質、レベル、カテゴリーを表示し、マップ上に表示した空気質に関連する健康上の推奨事項や汚染物質の内訳などを確認することが可能
- 背景のアニメーションは、太陽の位置、雲の状態、降水量を数千種類ものアニメーションで表示することが可能
- 重大な気象警報の通知により、現在地付近で重大な気象警報が発表されたときに通知を受信することが可能
Game Center
- ゲーム内ダッシュボードのアクティビティで、このゲームでの友達の達成項目や、すべてのゲームについて友達がプレイしているゲームやその達成項目をまとめて表示することが可能
- Game Centerのプロファイルで、自分がプレイしているすべてのゲームの達成項目やLeaderboardのアクティビティのハイライトを表示することが可能
- “連絡先”との統合により、友達のGame Centerでのプロフィールが表示され、友達がプレイしているゲームやその達成項目を見ることが可能
テキスト認識表示
- テキスト認識表示により写真の中のテキストが操作可能なテキストになり、“写真”、スクリーンショット、クイックルック、Safari、および“カメラ”を使ったライブプレビューでコピー&ペースト、“調べる”、翻訳の機能を使用可能(iPad(第8世代以降)、iPad mini(第5世代以降)、iPad Air(第3世代以降)、iPad Pro 12.9インチ(第3世代以降)、およびiPad Pro 11インチのすべてのモデルで使用可能)
- テキスト認識表示がビデオに対応し、一時停止したビデオフレーム内のテキストをコピー、翻訳、“調べる”、共有などの機能を使用可能(iPad(第8世代以降)、iPad mini(第5世代以降)、iPad Air(第3世代以降)、iPad Pro 12.9インチ(第3世代以降)、およびすべてのモデルのiPad Pro 11インチで使用可能)
- クイックアクションにより検出された写真とビデオ内のデータをシングルタップでフライトや配送の追跡、外国語の翻訳、通貨の変換などが可能(iPad(第8世代以降)、iPad mini(第5世代以降)、iPad Air(第3世代以降)、iPad Pro 12.9インチ(第3世代以降)、およびすべてのモデルのiPad Pro 11インチで使用可能)
画像を調べる
- 画像の被写体だけを背景から抜き出して、メールやメッセージなどのAppにコピー&ペーストすることが可能(iPad(第8世代以降)、iPad mini(第5世代以降)、iPad Air(第3世代以降)、iPad Pro 12.9インチ(第3世代以降)、およびiPad Pro 11インチのすべてのモデルで使用可能)
- “画像を調べる”で写真に写っている鳥、昆虫、蜘蛛、彫像を認識可能(iPad(第8世代以降)、iPad mini(第5世代以降)、iPad Air(第3世代以降)、iPad Pro 12.9インチ(第3世代以降)、およびすべてのモデルのiPad Pro 11インチで使用可能)
Siri
- ショートカットの設定が簡単になり、何も設定しなくてもAppをダウンロードするだけでSiriからショートカットを使用可能
- メッセージ送信前にSiriから確認を求められることなく送信可能にする新しい設定
- “Hey Siri、何ができるの?”と尋ねることにより、iPadOSやAppでSiriができることを調べることが可能(iPad(第8世代以降)、iPad mini(第5世代以降)、iPad Air(第3世代以降)、iPad Pro 12.9インチ(第3世代以降)、およびすべてのモデルのiPad Pro 11インチで使用可能)
- “Hey Siri、通話を終了”と頼んで電話やFaceTimeでの通話を終了するオプション(iPad(第8世代以降)、iPad mini(第5世代以降)、iPad Air(第3世代以降)、iPad Pro 12.9インチ(第3世代以降)、およびすべてのモデルのiPad Pro 11インチで使用可能)
- 絵文字に対応し、iPadでメッセージを送信するときに声を使って絵文字を挿入することが可能(iPad(第8世代以降)、iPad mini(第5世代以降)、iPad Air(第3世代以降)、iPad Pro 12.9インチ(第3世代以降)、およびすべてのモデルのiPad Pro 11インチで使用可能)
音声入力
- 音声入力機能が全面的に新しくなり、音声入力をキーボードまたやApple Pencilと一緒に使用してテキストの入力や編集を行うことが可能(iPad(第8世代以降)、iPad mini(第5世代以降)、iPad Air(第3世代以降)、iPad Pro 12.9インチ(第3世代以降)、およびすべてのモデルのiPad Pro 11インチで使用可能)
- 話す通りに読点、句点、疑問符を自動的に挿入する機能を装備
- 絵文字に対応し、音声入力中に声を使って絵文字を挿入することが可能(iPad(第8世代以降)、iPad mini(第5世代以降)、iPad Air(第3世代以降)、iPad Pro 12.9インチ(第3世代以降)、およびすべてのモデルのiPad Pro 11インチで使用可能)
マップ
- 運転経路に15か所までの複数の経由地を追加することに対応
- サンフランシスコベイエリア、ロンドン、ニューヨークなどでは、交通機関の運賃により移動にかかる費用を確認可能
ホーム
- ホームAppが再設計され、スマートホーム用アクセサリのナビゲーション、整理、表示、コントロールを簡単に実行可能
- ホームタブで、アクセサリ、部屋、シーンのすべてを1つのタブに統合し、家全体を一目で見渡すことが可能
- 照明、空調、セキュリティ、スピーカーとテレビ、水回りのカテゴリーで、部屋ごとに整理されたすべての関連アクセサリに素早くアクセスでき、より詳細なステータス情報を表示
- 最大4つまでのカメラ映像をホームタブの中央部に表示し、スクロールしてその他のカメラ映像を表示可能
- アクセサリタイルのデザインを一新。カテゴリに合わせたカラーでより視覚的にわかりやすいアイコンを採用し、より正確なアクセサリの操作を実現
- 新しいスマートホーム接続規格、Matterに対応し、さまざまなホームアクセサリをエコシステム間で連携させることが可能
ファミリー共有
- 子供用アカウント設定の改善により、年齢に応じたメディア制限など、適切なペアレンタルコントロールが適用された状態で子供用アカウントを簡単に作成可能
- クイックスタートを使って、子供用に新しいiOSまたはiPadOSデバイスを親/保護者が選択したペアレンタルコントロールが適用された状態で簡単に設定可能
- 子供からのスクリーンタイムのリクエストが“メッセージ”に表示されるようになり、承認や拒否をより簡単に実行可能
- ファミリーチェックリストでは、子供のペアレンタルコントロール設定のアップデート、位置情報共有のオン、またはiCloud+のサブスクリプションをみんなと共有することを気づかせるようなヒントや提案を表示
デスクトップクラスのApp
- ツールバーがカスタマイズ可能になり、Appで最もよく使う機能を追加することが可能
- メニューに“閉じる”、“保存”、“複製”などのコンテキストが追加され、PagesやNumbersなどのAppで書類やファイルを簡単に編集可能
- メール、メッセージ、リマインダー、Swift Playgroundsなど、システム全体のAppで検索と置換が可能
- “カレンダー”の空き時間状況表示により、“カレンダー”で会議の予定を作成するときに、招待された参加者の空き時間を表示可能
個人情報安全性チェック
- “設定”の新規項目の個人情報安全性チェックでは、同居する人や親密なパートナーからの暴力行為にあっている人が相手に許可したアクセス権を素早くリセットすることが可能
- “緊急リセット”により、“探す”経由での位置情報共有の無効化、Appのプライバシー権限のリセットなど、すべての人とAppのアクセスをリセットするアクションを素早く実行可能
- 共有とアクセスを管理することで、情報にアクセスできるAppや人を確認し、カスタマイズすることが可能
アクセシビリティ
- “拡大鏡”の“ドアの検出”機能によりドアを見つけ、ドア周辺の標識やシンボルを読み取り、ドアを開けるための手順を提供
- バディコントローラで、複数のゲームコントローラからの入力を1つにまとめて、認知機能に不自由のある方がゲームをプレイする際に、介助者や友達のサポートを受けることが可能
- VoiceOverが、バングラ語(インド)、ブルガリア語、カタロニア語、ウクライナ語、ベトナム語を含む20以上の新しい言語と地域で利用可能
このリリースには、以下の機能と改善も含まれています:
- “メモ”に“水彩”、“モノライン”、“万年筆”が新しく追加
- AirPods Pro(第2世代)では、“探す”や“正確な場所を見つける”がMagSafe対応充電ケースに対応し、AirPods(第3世代)、AirPods Pro(第1世代)、AirPods Maxでも利用可能な、より正確で没入感のあるリスニング体験を提供する空間オーディオにも対応
- FaceTimeのHandoff機能により、iPadからiPhoneやMacに、またはiPhoneやMacからiPadにシームレスにFaceTime通話を引き継ぐことが可能
- ミー文字では、ステッカーポーズ、ヘアスタイル、帽子類、鼻、リップカラーのバリエーションがアップデート
- 翻訳Appでカメラを使って身の回りのテキストを翻訳することが可能
- “写真”の重複検出機能により、重複した写真を識別し、ライブラリを素早く整理することが可能
- “リマインダー”でリストをピンで固定して、よく使うリストに素早く移動することが可能
- ホーム画面上での検索により、ホーム画面下部から直接Spotlightにアクセスでき、Appを開いたり、連絡先を探したり、Webで情報を入手したりすることが簡単に実行可能
- “緊急セキュリティ対応”では、重要なセキュリティの改善をより迅速にデバイスに適用するために、通常のソフトウェアアップデートとソフトウェアアップデートの間に自動的に適用
このリリースにはその他の機能と改善も含まれます。詳しくは、以下のWebサイトをご覧ください: https://www.apple.com/jp/ipados/ipados-16/features/
一部の機能は、地域やiPadの機種によっては使用できない場合があります。Appleソフトウェアアップデートのセキュリティコンテンツについては、以下のWebサイトをご覧ください: https://support.apple.com/ja-jp/HT201222