iCloudの事いまいちよくわかっていないので解説してください
ということで、今回はAppleFUNラジオ#10でご紹介させていただきました「iCloud」について、トーク内容+αをブログ版にまとめたいと思います。
iCloudって
iCloudって名前は知ってるけどどんなサービスかわからない。
5GB超えると有料だから・・使ってないんですが、どう便利なんですか?
iCloudは歴史が約10年もあるAppleの要のサービス。2011年に登場しました。
iCloudはAppleが提供するクラウドサービスです。
シームレスの要・ファイル共有と同期
Apple製品をシームレスで使えているのはiCloudのおかげ。
例えば今日iPhoneで撮った写真がMacの写真フォルダーを開くと自動で入ったり、MacやiPadで作成した書類を出先のiPhoneで確認したり修正したりする事ができたり。メモや連絡先などをいつでも最新の状態でどの自分のデバイスでも共有できているのはこのiCloudの機能の1つです。
iCloud Driveも便利
自分自身のデバイス間で便利に使えるこのファイル共有や同期のほかにも、iOS8移行に登場した、「iCloud Drive」を使えば、家族や友人、職場などでフォルダやファイルを簡単に共有できます。特定の人のみがアクセスできるリンクを送れば、仲間とファイルの閲覧や共有、編集ができるようにもなります。これらはiPhone、iPad、Mac、Windowsパソコン、そしてWeb上でも使えるので誰でも作業に参加できる便利な機能です。
この写真Androidの友達でも見れるようにしたいんだけど
この書類Windowsの友人と共有したいんです
このプロジェクト、皆んなが使う端末を気にせずに共同作業で完成させたいんですが
それを叶えてくれた上に誰が閲覧だけなのか、共有できるようにするのか、編集まで出来るようにするのかは、管理人できめられる便利なサービスです
<お店で出会ったこんな人>
「WindowsやAndroidの人もいるので、iPhoneで撮った写真をパソコンからCDやDVDに焼いて配るしかないんですよ・・」という方もお見かけするんですが、それってiCloudDriveにフォルダ作ってみせるだけなら閲覧で、その人の端末にも共有させたいなら共有にしてあげたらパソコンもいらないし、CD-RやDVD-Rに一枚一枚焼いたりする手間な作業はしなくていいんです。
ファイル共有もWindowsを使っていた頃はDropBoxを使っていましたが、今はiCloudDriveなどが充実してきたので使わなくなっています
万が一にも備えるバックアップ
iCloud以前はiPhoneとかiPodとかのバックアップや機種変更に伴うデータ移行にはパソコンが必須でした。
それがいつのまにかパソコンがなくてもiCloudからの復元で出来るようになっています。
バックアップのタイミングも自動で勝手にやってくれているので、事故等で突然iPhoneやMacが壊れた!となっても自動バックアップのおかげで大切なデータは守られてます。新しい端末だけ用意できればiCloudから元の状態に簡単に復元されます。機種変のときも簡単ですよね。
私はiCloudのバックアップを知ってから、パソコンやiPhoneが壊れたらどうしようとか外付けHDDが壊れたらなどの心配はしなくなりました。歴代のiPhoneで撮った写真なども全部今のiPhoneに引きつがれていて、いつでも見れます。データの保存管理に対しての心配も全くなくなりました。
iCloudの無料がいっぱいなんでUSBとかに写真を移したいんですが・・
USBやHDDだって突然壊れる危険性があります。iCloudの容量をUPした方が安心。そして、整理もされているので便利です。USBに移動させるための変換アダプタ代や移動の時間を考えても有料のiCloudにする方が安くて便利そして安心です。
デバイス容量の節約
意外と知られていないところがデバイス容量の節約。
iCloudで写真をオンにしておくと、iPhoneなどで撮影したオリジナルデータは高画質でデータ容量も大きいのですが、そのオリジナルデータはiCloud上に保存され端末内には軽量バージョンが保存されます、そして必要な時にいつでもオリジナルの写真を端末にダウンロードできるようになっています。
逆を言えば、iCloudをオフにすると、写真好きな人ですと端末内部にオリジナルデータがそのままの容量で保存するようになりますから、本体容量の大きな機種を選択する必要がありますし、データが増えていけばそれを何に保存しようかと悩ませるようになってしまいます。
ですがiCloudに保存するようにしておけば、オリジナルデータがiCloud上に移動して端末内はすっきり。デバイスの空き容量が増やしてくれます。
5GBまでの無料のiCloudで頑張っていたんですが130円/月でiCloudを50GBにストレージUPしただけで端末の空き容量がグッと増えました
私は写真などの趣味はないですが、Apple歴10年以上でiPhone、iPad、AppleWatch、Mac、AppleTVなどのデバイスを使っていて、iCloudは自分用には60G程度しか使っていません
iCloudも奥が深いサービスです。まだまだ便利な機能がありますが、本日はここまで。
ファミリー共有 | 月額料金 | |
5GB | × | 無料 |
50GB | ○ | 130円/月 |
200GB | ○ | 400円/月 |
2TB | ○ | 1,300円/月 |
50GB以上は家族で分け合えます。(以前は200GB以上でなくてはファミリー共有できませんでしたが、ルール改定があり50GBからファミリー共有できるようになりました)
そのほかにもAppleOneのサービス加入でもiCloudがついてきますので、その他のサブスクリプションの加入状況によってはそちらも検討の余地があるかもしれません。
私は、以前はiCloud200GBで400円、AppleMusic(個人)で980円で月額1,380円払っていました。他にもAppleTV+1年間無料サービスにも加入していましたし、家族でつかえるゲームサービスArcadeもお試し期間で利用していました。Arcadeはあまり利用しそうになかったんですが、2021年10月末にAppleONEのサービスが日本でもスタートして、AppleOneの加入+iCloud50Gに加入(自身で使ってるiCloudが60GB程度だったため)に変更しました。1,230円/月で現在サービス利用中です。
サービス内容 | 月額料金 | |
個人 | AppleMusic(個人) AppleTV+(ファミリー) Arcade(ファミリー) iCloud 50GB | 1,200円/月 |
ファミリー | AppleMusic(ファミリー) AppleMusic+(ファミリー) Aracade(ファミリー) iCloud 200GB (ファミリー) | 1,980円/月 |
AppleMusicは現在大学生などを対象にした学割プラン580円/月もあります。家族でAppleのサービスを使うなら、AppleOneなどを上手につかうとサブスクリプション料金を節約できます。
2023年 iCloudの高度なデータ保護が日本でもスタート
iCloudデータの大部分をエンドツーエンドの暗号化で保護し、信頼できるデバイスでのみ復号化できるiCloudの高度なデータ保護(Advanced Date Protection)の選択肢が、米国以外でもiOS16.3で利用可能となりました。
iOS16.3、iPadOS16.3、macOS13.2などで対応
iCloudのための「高度なデータ保護」を選択すると、クラウド上でデータ侵害が発生した場合でも、ほとんどのiCloudデータを保護し続けることができます。「高度なデータ保護」で、エンドツーエンドの暗号化を使用して保護されるデータカテゴリーは、iCloudバックアップ、メモ、写真など、合計23種類にまで増加します。
iCloudはすでに、iCloudキーチェーンのパスワードやヘルスケアデータなど、14種類の機密データをデフォルトでエンドツーエンドの暗号化を用いて保護していますが、「高度なデータ保護」を有効にしたユーザーの場合、エンドツーエンドの暗号化を使用して保護されるデータカテゴリーは、iCloudバックアップ、メモ、写真など、合計23種類にまで増加します。なお、グローバルなメール、連絡先、カレンダーシステムと相互運用する必要があるため、iCloudメール、連絡先、カレンダーのみ対象外となっています。
機能は当初、米国のみでiOS16.2でリリースされましたが、今年初めに米国以外でも展開されるとのことでした。英慈善団体Privacy Internationalは現地時間18日、iCloudの高度なデータ保護の世界展開を発表しています。
iCloudeの高度なデータ保護を利用するには、対応したAppleソフトウェアバージョンにアップデートする必要があります。米国以外では、iOS16.3、iPadOS16.3、macOS13.2、tvOS16.3、watchOS9.3がそれにあたります。