midoriさん、今日販売したAppleWatchが電源が入らないし、充電もできないってお客様が・・
どうしましょう!?
放電しちゃってるだけなんで、不良でもなんでもないですよ。
今回は、新品のApple Watch電源が入らない、充電しないといった話題です。
ネットでも返品とか不良だとか、適当なコメントが散見するので、お話ししたいと思います。
工場出荷後、自然放電していきます
Apple Watchに使われているリチウムイオンバッテリーは、電源を落としていても徐々に放電していくといった特性があります。
その為、工場出荷→メーカー倉庫→量販店倉庫へ入荷→販売店と経て、入荷後も販売までに時間が経っていると、パッケージの中で自然放電してしまい、電池残量は0で、少々充電器にセットしただけでは起動や設定に必要な容量までなかなか充電されません。
ネットでの書き込みを見ていても「買ったばかりなのに起動しない、不良だろうか?」といったコメントが散見しますが、不良ではありません。ただ、放電しているだけです。
十分な時間、充電器にセットしてあげればやがて充電され使用できるようになります。
放電していた場合、充電器にセットしてもしばらくは何も表示されず、一見全く充電ができなくなっているかのように感じてしまいます。
ですが、数時間から半日充電器にセットしたまま放置し、ある程度時間が経つと、サイドボタンなどを押した後に遅ればせながらリンゴマークが表示され、無事起動します。
リンゴマークが表示された後は、普通のスピードで充電がされ、50%以上を超えると設定もできるようになります。
リンゴマークが表示される最低限の電池残量も無くなっていただけなのです。
新品のAppleWatchには充電が残ってるはず・・といったコメントもネットにありましたが、「新品=充電がある」わけではありません。新品でも日数が経っていれば自然に放電しています。
電源を切っていても6ヶ月以上で放電してしまう
電源を切らない状態でAppleWatchを置いておくと14日位で完全放電してしまいます。
電源を落とした状態でも少しずつですがAppleWathは放電していきます。6ヶ月以上経つと放電し切ってしまう場合があるので、発売から半年以上経過してくると、販売直後に充電ができない(「すぐに充電画面が表示されない」「充電が遅々と進まない」といった意味合い)、設定ができない、画面がつかない・・といった相談が増えてきます。
まして、発売から1年以上経っている型落ちモデルや販売終了モデルの在庫分に関しては、かなりの確率で完全放電しています。
ですので、販売員としてはその後のトラブル対応を防ぐために、販売時に十分な充電をしていただく必要がある旨を伝えてあげると、お客様も慌てずにすみます。
今回、お客さまから問い合わせがあるまで、放電することを知りませんでした。
新品で放電してしまっている場合は、長時間充電器にセットすることで、復活する場合がほとんどです。私の場合は、それで全て問題ありませんでした。
常日頃から過放電を繰り返すとバッテリーの劣化に繋がるので、使用し始めたら、過放電させないように心がけましょう。
放電して電池残量が0になっていると充電に時間がかかります
自然放電していてもある程度電池残量が残っていれば、普通に充電器にセットしてもらうと、通常の速度で充電されますが、完全放電していると数時間、いえ半日、もしかすると一晩中であったり丸一日、充電器にセットして放置しなければいけないかもしれません。
とにかく、焦らず充電器にセットして放置してください。
十分に充電がされると、起動し、設定画面に進んでくれます。それまで、気持ちは急くでしょうが、AppleWatchの存在は忘れて放置してください。
発売から半年以上経ってくると、充電できない・・って相談が増えてくるんですよね・・。私も、自分の購入分で今まで2台ほど放電しきっていて、一晩充電してから設定したことあります。初めての時は正直焦りましたので、お気持ちはわかりますが。大丈夫ですよ。
充電器は付属の磁気充電ケーブルと対応ACアダプタを
以前のモデルの充電器をシリーズ7以降や新パッケージのSEなどで再利用しようと思っている方は、ちょっと待って。
シリーズ7以降から付属の磁気充電ケーブルはリニューアルしています。シリーズ7以降では、付属の磁気充電ケーブルと別売のUSB-C20W電源アダプタを使用しないと急速充電されません。
※付属の磁気充電ケーブルに貼ってあるシールは剥がしましょう。
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リチウムイオンバッテリーは低温に弱い
2023年の冬は、普段温暖な地域でも毎朝氷点下が続くなど、異常低温が続きました。
冷たく冷えきったApple Watchを持ち込んで充電されないと言われるお客様やお怒りの電話がかなりありました。中には「不良品を売ったのか!」と言われる方も・・。
温暖な地域のためか、リチウムイオンバッテリーが低温に弱いといった認識がありません。
また、燃料費高騰のため節電で室温が低いままといった状況もあったようです。
買ったばかりなのに充電が出来ない!
リチウムイオンバッテリーは0℃以下では使用出来ない。0〜10℃の間でも、充電が異常に遅かったり、されなかったり、満充電したはずなのに急速に無くなったり・・と不安定になるのです。
なぜAppleWatchは新品で放電してる事が多いのか?
バッテリーが小さいから
iPhoneやiPad、Macと比べても、AppleWatchのバッテリーはとても小さいです。ですので、購入したらまずはしっかり充電してから使うものと思っていただければ間違いがありません。
発売直後の商品を買えば、その心配はあまりありませんが、半年越えた頃から完全放電している物が増えてきます。
買ったその日に、充電しない・・と相談が来る場合は、ただ必要な時間充電器にセットしておらず、充電時間が足りていないと思われます。半日から一晩は充電すると思ってください。
必要な時間充電をセットした後、サイドボタンなどを押しても反応がない・・といった場合には、Appleサポートに連絡してみましょう。(中には用意したACアダプタが非対応なものだった・・といった場合もありました)
充電器やケーブルに不具合があった場合、また本体に初期不良が疑われた場合、正規代理店での購入品であれば、Appleはきちんと対応してくれますので、心配は入りません。
まずは慌てず充電器に十分な時間セットして様子を見てください。
iPhoneでも、出荷後時間経過がかなり経っているものは、同じように放電しています。この場合も充電器にセットしてしばらく放置する必要があります。
充電して初期設定が済んだら、アップデートも
AppleWatchのWatchOSも、工場出荷時のものがインストールされています。出荷後にWatchOSがアップデートされている場合もあります。iOSおよびWatchOSのアップデートは必ずするようにしてください。
普段滅多に使っていないAppleWatchは充電に時間がかかる
完全放電してしまうと充電しにくくなる
充電式のバッテリー系は、完全放電して放っておくと、充電がなかなかしなくなってしまいます。(充電時間が通常より長くかかる)
AppleWatchのシリーズ7以降は高速充電対応ですが、それでも0%まで使い切らない方がよく、20%を切ったら充電するようにしてください。うっかり使い切ると、充電しにくくなったり充電しなくなったりして、再起動などを何度も試すといった事が必要になったりします。
長期間使用しない場合は50%充電して電源をおとす
AppleWatchを長期間使用しない場合は、50%充電して電源を落として保管することをお勧めします。それでも半年以上経つと放電してしまうので、半年以内には電源を入れてみて残量をチェックし、50%程度まで充電したら、また電源を落とすようにして保管してください。
OSのバージョンで急速充電ができないといったバグが過去にあった
WatchOSのバグで充電がうまくいかないといった事も過去にあったので、OSは最新のものにしましょう。汎用メーカーの充電器で充電がうまくいかないといったバグも過去にありました。
まとめ
買ったばかりのAppleWatch充電できなくても慌てない
放電しているだけの可能性が高い。
半日から一晩、付属の充電ケーブルと対応充電器にセットして様子を見てください。
時間が経つと電源が入り、設定へ進めます。(設定には50%以上の電池残量が必要です。)
初期設定が無事済んだらWatchOSのアップデートをする
WatchOSのバージョンによってはバグの報告があったものもあるので、最新のWatchOSにアップデートしましょう。(ただし、メジャーアップデート直後は避けた方がいい場合もあります)
iOSのバージョンとwatchOSのバージョンは合わせて
iOSのアップデートを済ませたら、必ずwatchOSもアップデートがないか確認しましょう。
自動アップデートをオンにしていても、watchOSのアップデートには十分な電池残量が必要で、かつ充電器にセットされていなければインストールされません。OSの不一致で変な動きをすることもあるので、iPhoneもAppleWatchもOSバージョンを最新のものにして使うようにしてください。
素敵なAppleWatchライフをお楽しみくださいね。