Apple Watch Series8、Ultraが昨年9月に発売されました。
AppleWatchは売り場で聞かれる質問は、大抵同じ内容が多いです。
よく聞かれる内容をQ&Aでまとめてみました。
購入を検討されている方、また売り場でApple Watchを接客される方の参考になればと思います。
内容は随時追加修正していきたいと思います。
Apple Watch初心者の方からの質問
Apple Watchを使っている方が増え、今までApple Watchにあまり興味を持っていなかった層も、買ってみようかな・・といった方が増えました。
毎回同じような質問が多いので、いっきにお答えして行きたいと思います。
Apple Watchって何ができるの?
いろんな文字盤が選べる「時計」です
お気に入りの写真を文字盤にしたり、カスタマイズができる文字盤が多数用意されています。気分に合わせて変える事ができます。
Appleが提供している文字盤以外にも、最近ではユーザーが作成した文字盤なども一部アプリなどを使用して利用出来たり、写真データとして配布されているものもあり、デザインを楽しむことができます。
液晶のため、夜でもしっかり時間が見えるのはスマートウォッチの利点です。
またAppleWatchはかなり表示が明るいので真夏の強い日差しの下でもくっきり文字盤が見えます。
新しく登場したULTRAは屋外で最大2000ニトで表示されるのでより眩しい日差しの中でもくっきりと表示されます。
時間をあわせる必要がありません。(設定でわざとズラすことも可能です)
電話・メール・通知・メッセージ等
iPhoneにかかってきた電話をApple Watchで受けたり、Apple Watchから電話をかけたりできます。
スピーカー通話でダイレクトに通話をすることも出来ますし、Bluetoothイヤホンがあれば普通に通話できます。
マナーモードのように音を鳴らさない設定もできます。バイブモードで、電話がかかってきているのをApple Watchで気が付くという事が多いです。
また、届いたメールやLineを見たり簡単な返信をしたりすることが出来ます。
通知機能があるので、そのほかのアプリなどの通知情報も見れます。
緊急地震速報とか防災アラートなども、アプリなどと連動して通知されます。
メッセージアプリなどの機能も向上。音声入力、スクリブル、絵文字、#イメージにあるGIFや自分で撮った写真を加えることも。
Line通話やビデオ通話は非対応です。通知もされません。
トークには用意されている定型句を使って返信することができます。
文字入力は音声入力やキーボード入力で行えます(英語の場合はスクリプルと呼ばれる手書き認識もできます。)が小さな画面でのキーボード入力や周囲に聞かれるような状態での音声入力などは、環境によってはしづらいと思うかもしれません。
電車に乗ったり、コンビニでお支払いしたり
お財布が時計の中に。Apple WatchはSuicaやPASMOに対応しているのでかざすだけでスイスイと移動していけます。ApplePay対応で、コンビニやお店で料金のお支払いが出来ます。
Apple Pay は登録したカードによってIDかQuickPayにわかれます。支払う時は「IDで」もしくは「QuickPayで」とお店の人に告げてお店の人がレジを操作した後に機械に近づけて利用します。
今はマスクをいつもしているので、iPhoneの顔認証よりApple Watchでの支払いの方(ボタンを二回押すだけ)が簡単ですよね。
Apple Musicで1億以上の曲を
Apple Musicなら、いつでもどこでも音楽コレクションを楽しめます。(AirPodsなどのBluetoothイヤホンが別途必要です。)
GPSモデルでも、Apple Musicなら、音楽をAppleWatchにダウンロードして聴くことも。
Siriが使えます
道順を調べるときも、電話をかけるときも、今流れている曲の名前を知りたい時も、言語を翻訳したい時も。手首を持ち上げて、Siriに聞くだけです。
私は料理中に「Hey Siri。タイマーを10分にセットして」とクッキングタイマー代わりに使ってます。これらの機能はiPhoneなどでもできますが、やはり手元にあるので便利です。
あと、家族に電話をかける時も、「Hey Siri。パパに電話して」のようにお願いするのも便利です。
道案内だって
ドライブ、散歩、乗り継ぎ、サイクリング。目的地がどこでも、道案内はマップアプリで。曲がる場所に来ると、AppleWatchが手首をタップしてお知らせしてくれます。
ワークアウト。体を動かす事を応援してくれます
歩くことや立ち上がる事、運動することなどを応援してくれる機能が満載です。友達と競うこともできます。運動した結果をアプリに記録してくれたりします。
ワークアウトもどんどん進化しています。標準機能で、心拍数範囲でのトレーニングをすることもできます。
歩数や運動量などが測定できる
一日の歩数や運動量などを測定しており、iPhoneに自動で記録してくれています。最新のApple Watchになってくるとどんな運動をしているのかもある程度判断して、自動で記録をとってくれます。
また、友達と運動量などをシェアし、競争したりすることもできます。
耐水性能は海やプールで泳げます
Apple Watch Series2以降の耐水性能は泳げる耐水性能(WR50)。泳いだりサーフィンしたり、どれだけ濡れても大丈夫です。
新しく登場したAppleWatchULTRAは耐水性能が100mまであります。(注:水深40メートルまでのレクリエーションナルスキューバーダイビングと高速ウォータースポーツで使用出来ます。)
Apple Watch Series 6、Apple Watch SE、およびApple Watch Series 3にはISO規格22810:2010にもとづく50メートルの耐水性能があります。これは、プールや海で泳ぐなど、浅水でのアクティビティで使用できることを意味します。ただし、スキューバダイビング、ウォータースキー、高速水流または低水深を超える潜水を伴うその他のアクティビティには使用しないでください。
Apple Watch UltraにはISO規格22810にもとづく100メートルの耐水性能があります。
水深40メートルまでのレクリエーショナルスキューバダイビング(App Storeからダウンロードした対応する他社製アプリを利用)と高速ウォータースポーツで使用できます。
Apple Watch Ultraを水深40メートル以上のダイビングに使用しないでください。
耐水性能は永続的に維持されるものではなく、時間の経過とともに低下する可能性があります。詳しくはsupport.apple.com/ja-jp/HT205000をご覧ください。
マスク着用中でもFaceID対応iPhoneのロックを解除できます
iOS14.5以降、WatchOS7.5以降のiPhoneとApple Watchでマスク着用中でもiPhoneのFaceIDのロック解除が出来るようになりました。
Macのロックを解除できます
Apple Watchを身につけていれば、自分のMacのロックを解除できます。近くに行くだけで、Macがスリープ状態から復帰。パスワードは必要ありません。
デバイスを探すのも便利
側にあるはずのiPhoneを探すのも、AppleWatchなら簡単。
他のデバイスも「デバイスを探す」アプリで探せます。
枕元に置いたはずのiPhoneがない!そんな時に、AppleWatchでiPhoneを鳴らすことができます。マナーモードにしていても、音を鳴らして教えてくれるので便利。
リモコンになります
iPhoneのカメラを操作したり、音楽を切り替えたり、Apple TVのリモコンになったりします。
この機能はもしかすると私は一番使ってる機能かもしれません。曲を変えたり、AirPodsの音量を変えたりするのもApple Watchで普段してます。
いつも見守ってくれています
心電図機能、転倒検知、心拍数、睡眠の記録、騒音を感知。シリーズ6以降では血中酸素ウェルネスAPも使えます。シリーズ8から皮膚温センサーも搭載、月経周期などを把握することもできるように。
2022年に登場したAppleWatch全モデルに新たに衝突事故検出も追加されました。
(注:SEには心電図機能、血中酸素ウェルネス、皮膚温センサーなどは搭載していません)
Apple Watchをつけるようになって自分の体の調子を気にするようになりました。
2021年1月27日、OSのリリースによって日本でも心電図機能が使えるようになりました。対応するAppleWatchはシリーズ4以降でSEを除いて使えます。
女性などで大きめの44mmを利用していたユーザーの中で、この心電図アプリが正常に測定出来ない。といった事例もありました。装着状態を確認すると、Watchサイズが腕周りより若干大きくセンサー部分に隙間が出ているといった状況でした。
すべての機能を利用するには、試着でのサイズチェックは必要だと思います。
心拍数などを計測、異常は通知
心拍数などを自動で計測し、iPhoneアプリなどに記録をとってくれます。
運動しているしていないも自動で判断しており、運動をしていない状態で極端に心拍数が上がったり落ちた場合にアラートで教えてくれます。
不規則な心拍リズムが検知された場合、通知機能で異常をアラートで知らせてくれます。
普段はただつけてるだけ。勝手に記録してくれています。
気になった時にiPhoneの中の「ヘルスケア」アプリなどで過去の記録を見ることもできます。
服薬などのウェルネス全般をサポート
服薬を忘れないようリマインダーで教えてくれたり、騒音を感知した場合もお知らせ。手洗いもしっかり行えるよう教えてくれます。
睡眠アプリで睡眠の質をサポート
睡眠をただ記録するだけではなく、睡眠の目標を達成できるように、iPhoneと連携して最適なスケジュールや就寝前の習慣を作るサポートもしてくれます。
マインドフルネス
頭をクリアにするために、心のトレーニング用にマインドフルネス機能があります。
「リフレクト」機能は、短時間だけ集中することで、よりマインドフルな毎日を送れるようにサポート。
「呼吸」機能は、集中力を高め、研ぎ澄まし、つながる感覚をもたらします。
転倒検出で緊急通報
Series4から転倒検出機能がつき、設定をしておくと突然倒れたりした時に指定の緊急連絡先に自動で通知がいくようになっています。
Watch6・SE・5のCellularモデルには、海外での緊急通報機能があります。
いろんな機能があるんですね。使いこなせるかな?
あくまでも時計ですから、つけているだけで自動で記録をとってたりするものがほとんどです。難しく考える必要はありません。上記の機能も初代から全てあったわけではなく、進化してきたんです。より反応も早く、画面も見やすくなり、バッテリーの持ちも良くなり・・と。
衝突事故検出で緊急通報
シリーズ8、ULTRA、SE(第2世代)から搭載。
自動車で重大な衝突事故にあった時、Apple Watchがそれを検知。自動的に緊急通報サービスに知らせたり、位置情報を教えたり、事前に設定した緊急連絡先に連絡してくれます。
Apple Watchってどんな種類があるの?
現在販売されているのは「Ultra」「Series8」「SE(2nd)」の3種類
Apple公式サイトでこの3つのモデルを比較しています。こちらもご覧ください。
今販売されているのは9月に発売されたUltraとSeries8とApple Watch SE(2nd)です。
Ultraは登山やスキューバーダイビング、スポーツなどが好きなアウトドア派におすすめ。
Series8は普段使い。毎日の健康管理が気になる方におすすめしています。
SE(2nd)は通話や通知など、標準的な機能が使えたら充分。なるべく安価なモデルでといったお客様におすすめしています。
どのモデルをおすすめする場合でも、モデルによるセンサーや機能のあるなし、バッテリー持ちや充電時間の違いなどは説明してます。
Apple Watchはほぼ毎年秋に新型を発表
Apple Watchは、今までiPhoneと同じように毎年新モデルが登場しています。現在の最新モデルは「Ultra」「Series8」「SE(2nd)」。2022年9月に発表、発売されました。今回は、旧型モデルをそのまま継続販売しなかったため、全モデル新型が登場しました。
「Ultra」は今回初めて新ジャンルとして登場しました。
Apple Watchの「Series○」の場合、その年の最新モデルにいくつかの素材違いなどを毎回用意しています。今回もケース部分がアルミ、ステンレスといった2種類が用意され、ブランドとしてエルメス(ステンレス)があります。本体のカラーバリエーションも多く、アルミボディなら4色。ステンレスなら3色あります。
Series7までは、チタンケースもありましたが、今回「Ultra」がチタンケースを採用した為、Series8にはチタンケースがありません。
Series8は素材やブランドなどで価格差がありますが、性能面での違いはありません。
ただ、アルミ素材の場合、フェイス部分は強化ガラス。ステンレス素材の場合は、サファイヤクリスタルガラスが使われており、傷がつきにくく強度も高くなっています。
Series7からは3年ぶりのフルモデルチェンジ
今までAppleWatchは、3年毎にフルモデルチェンジをしており、Series7からデザインが変わっています。8は7とデザインは全く一緒です。
画面サイズや色、充電速度などが主に変わっていますが、ひとつ前のデザインであるSeries6と7を比べた場合、機能は同等でした。
Series7以降は、画面サイズが縦に長くなっており41mmと45mmに。
画面の淵(ベゼル)が、より細くなり、表示域が広くなっています。そのため、文字や文字盤がそれ以前のものと比べて大きくて見やすくなっています。文字盤の種類もSeries7以降でしか使えないものもあります。
より大きな画面が使いたいと腕の細い女性でも44mmや45mmを検討されて来店される方も多いのですが、Apple Watchは平均的なスマートウォッチよりもサイズが大きめ。必ず試着してサイズを確認しましょう。
世界のスマートウォッチの平均的なサイズは42mm程度。それと比べるとAppleWatchは大きく、今回のサイズアップによって男性などでも41mmを好まれる方が増えています。
またSeries7以降の充電速度の改善は素晴らしく、わずか45分の充電時間で80%まで充電ができる超高速充電に対応しました。また、8分充電をすれば8時間の睡眠トラッキングが出来ます。うっかり充電を忘れていた・・といった時にも慌てずにすみます。
買うなら新型。全ての機能が入っているモデルという方。
そして、健康が気になる中高年以上にも人気が高いです。
健康を気にするならSeries8です。
さて、現在販売している他のモデルを紹介しましょう。
SEはApple Watch、人気の廉価モデル
Apple Watch SEは、iPhoneのSEと同じように過去に発売されていたモデルをベースに内容の一部を変更して少し安い価格で販売する廉価モデルにあたります。Apple Watch SEのベースはSeries5。ケース部分もアルミのみとなり、カラーも3色となります。
Series5にあった常時点灯がなく、心電図機能もありません。Series6以降に搭載された血中酸素ウェルネスもありません。Series 8に搭載された皮膚温センサーもありません。
逆に言うと上記の機能それだけがないのがSEです。それ以外は全部あります。
また、今回、衝突事故検出機能が追加され、チップもS5からS8チップに変更された為、SE第1世代と比べて処理能力が20%高速化しています。
健康志向がそれほど強くない若年層の人気は絶大で、プレゼントとして購入される方も多いモデルです。
心電図機能や血中酸素ウェルネスは搭載されていませんが、それ以外のセンサーは搭載されており十分な機能を備えています。コストパフォーマンスは非常に高いモデルです。
ただ、充電速度はSeries7以降のように早くはなく、2時間半から3時間程度かかります。急速充電機能もありません。睡眠トラッキングなど一日中装着して使いたい・・といったニーズがある方にはSeries8の方がオススメかと思います。
Series4・5・6とSEは同じケースデザインで、サイズも40mmと44mmがあります。
SE 若い世代に爆発的に売れているモデルです。プレゼントなどで贈られる方も多いですよ。
新ジャンル・Ultra
全く新しいジャンルとして今回登場したのが、Apple Watch Ultraです。
「冒険の時間です。」で登場したまさに冒険者仕様のUltra。非常に人気の高いモデルです。
アスリートや冒険家、アウトドア派の方々から聞かれていたそれまでのApple Watchの欠点を見直し、全く新しいジャンルのApple Watchとして登場しました。
サイズは49mmのみ。軽くて丈夫なチタンケース。フラットサファイアクリスタルガラスを守るようにデザインされ、エッジへの衝撃を守ってくれます。
グローブなどをつけた手でも操作しやすいように、Digital Crownや各種ボタンも大きめ。バッテリーの持ち時間は、AppleWatch series8と比較しても、2倍長持ち。( series8が18時間。Ultraは36時間。低電力設定にすると最大60時間ももちます)
GPS機能などをフルに活用するアスリートの悩みは、バッテリーの持ち時間でした。GPSを活用するとどうしてもバッテリー消費が早くなります。Ultraバッテリー時間が倍に。
AppleWatch史上、最も大きく最も明るいディスプレイ。山や砂漠、夏の強い日差しなどにも負けないディスプレイは最大2000ニト。暗い場所では、ナイトモードも。
今回搭載されたGPSは、今までのモデルよりも精度が向上。
高精度2周波GPSが、距離、ペース、経路地図を計算するための正確な位置情報を届けてくれます。
助けを呼ぶための、86dBのサウンドパターンを発信できるサイレンを搭載。最大180メートル先まで聞こえる音が出せます。
マイクの性能も大幅アップ。3マイクアレイ。風が強い環境でも、AIが雑音を除去するので、最適かつクリアな声を届けてくれます。
男性に人気が高いUltra。
アウトドア派ではない方にも、売れています。
同シリーズのバンドは、普段使いには使いづらいといった意見もあり、45mm用のバンドが普通に使える為、平日は45mm用バンドに付け替えて使っているという方も多いです。
Series3 <販売終了>
Apple Watch Series3は、純粋に型落ちモデル。2017年に発売されたモデルで6年型落ちとなります。2022年秋のWatchOS9から非対応となり、アップデートが終了しています。iOS16以降をインストールしたiPhoneとは初期設定もできません。
2022年の新型モデルが発表されるまで、継続販売していたため、店舗在庫などがあり在庫処分などで店頭販売されている場合があります。価格は非常に安いですが、最新OSにアップデート済みの方は使用出来ない為、購入しないように注意が必要です。
iPhone8以降のモデルをご利用の場合、iOS16にアップデート済みであれば、設定できません。
iOS16にアップデートする前に初期設定済みだった場合、16にアップデートしてもそのまま使用はできるようですが、一部機能が使用出来なくなったりバグが発生したりする為、買い替えに来られるお客様も多いです。
Apple Watchはケースデザインを3年ごとにフルモデルチェンジしていますが、初代からSeries3までが同じデザイン。画面サイズが38mmと42mmがあります。
画面のふち(ベゼル)部分が結構広く、表示領域も四角で今よりはかなり狭く、本体も幾分ずんぐりむっくりな太めのデザインでした。表示域の狭さから利用できる文字盤の種類も少なくなります。
発売当初は現在のSeries8のように、素材違いのモデルやブランドモデルもあり、Cellularモデルも販売していました。
2022年秋頃まで発売していたSeries3はアルミボディのGPSモデルのみで、Nike+などのブランドモデルも販売をそれ以前に終了していました。
このデザインの特徴としてマイクとスピーカーが同じ側面に設置されていたため、スピーカーで話をするとハウリングなどを起こしやすい構造でした。
またGPSモデルは内蔵ストレージが8GBしかなく、WatchOS7あたりではストレージ不足からアップデート困難といったユーザーも多かったです。ちなみにSeries3のセルラーモデルに関しては内蔵ストレージが16GBと倍ありましたのでこちらは難なくアップデートできていたようです。
現在販売されているAppleの純正バンドのソロループだけは初代からSeries3までのモデルでは使用できません。
Series3は最新OSに対応しないため、処分価格で店頭販売をしているところもありますが、販売も購入も慎重にする必要があります。最新OSをインストールしたiPhoneでは、初期設定もできません。
Apple Watch ここは押さえておきたい
Apple WatchはiPhoneの周辺機器。iPhoneが必ず必要。
iPhoneなしでは設定もできないし、使うことができません。
iPhone8以降のiPhoneでiOSがiOS16以上になっていることが現在の条件です。
1台のApple Watchを1台のiPhoneとペアリングして使います。
1台のiPhoneに自分用のApple Watchを複数設定しておくことはできますが、一度に使えるのは1台のApple Watchのみです。
iPhoneの機種変更などでApple Watchを別のiPhoneに繋げかえたりする時も、古いiPhoneからペアリングの解除をして新しいiPhoneで再度設定をしなおします。(最新OSではiPhoneを機種変更した場合に、古いiPhoneに設定していたApple Watchの設定を新しいiPhoneにするか聞いてきますので難しくありません。)
1つのApple Watchを夫婦で今日はパパ、今日はママって切り替えて使うことはできるの?
その都度、接続を解除して1から設定し直すようになるので、現実的ではないです。1人1台持つようにしてください。ただし、もう使わなくなった古いApple Watchを家族に使わせる・・といった使い方はできます。
Series8とSEにはGPSモデルとcellularモデルがあります。
GPSモデルとGPS+cellularモデルと何が違うの?
AppleWatchは基本、iPhoneとBluetoothでつながっています。iPhoneで受けた電話やメールなどの情報はiPhoneからBluetoothでAppleWatchに通知されています。
また、心拍数や運動量などの情報はAppleWatchからiPhoneにデータが飛んで、iPhone内のアプリなどに蓄積していきます。
iPhoneがそばにある時はどちらも一緒。離れた時に違いが出ます。
GPSモデルはiPhoneがそばにないと、通話も通信も出来なくなります。普段iPhoneが使っているwifiの範囲にいるとメールなどの通知は来たりしますが、通話など使えなくなる機能が多くなり、基本常にiPhoneをそばに持っておく必要があります。
Cellularモデルはdocomo(ahamo含む)、au、softbank、楽天モバイル契約のiPhoneが必要
cellularモデルは日本では大手4社で契約して使えます。cellular契約をしているとiPhoneがそばになくても、単体で電話も通知も携帯会社の電波を使って使えます。
cellularモデルの使用条件
●Apple WatchとペアリングするiPhoneがdocomo、au、softbank、楽天モバイルと契約しているiPhoneであること。(simがこの4社のものであること)
※2021年春に登場した大手3社の新料金プラン「povo」「LINEMO」「ahamo」、当初Apple Watchのセルラーモデルに非対応でした。「povo」と「LINEMO」は現在も非対応。
※2022年6月29日、「ahamo」も「ワンナンバー」対応しました。
●使用にあたり月額料金がかかります。
キャリア | 月額 |
docomo(ahamo) | 550 |
au | 385 |
softbank | 385 |
楽天モバイル | 550 |
格安simなどを使ってるiPhoneじゃダメってこと?
はい。大手4キャリアでないとcellular機能は使えません。(2022年夏から「ahamo」が対応しました)
また、月額料金はiPhoneの使用料金に追加されますので、会社契約のiPhoneでcellular契約というのは認めない会社が多いかと思います。個人のiPhoneで使ってください。
cellularモデルを買ってGPSのみで使うことはできます。
Series8にはステンレスモデルやエルメスモデルなど、cellularモデルのみの機種があります。ULTRAもcellularモデルのみ。
そちらの場合は、cellular契約をスキップしてGPSのみで使うこともできます。
SEや8のアルミケースのモデルにはGPSのみとcellularモデルと2種類ありますが、Series8ではGPSモデルよりもcellularの方が本体価格15,000円(税込)ほど高くなっています。
SEの場合はGPSモデルよりcellularの方が本体価格8,000円(税込)ほど高くなっていますので、GPSのみで使う場合はGPSモデルでいいかと思います。
「ファミリー共有」をするならApple Watchのcellularモデルを用意して、auで「ウォッチナンバー」を契約
WatchOS7から使えるようになったファミリー共有。
日本ではauのみがサービスを提供しています。
Apple Watchのファミリー共有って何ですか?
iPhoneを持っていないお子様や高齢のご家族にApple Watchをつけてもらえる機能です。主たる方のiPhoneにご家族のApple Watchを紐づけることで、そのご家族を見守ったり、ご家族と連絡を取り合ったりできるサービスです。
どんなことができるの?
子どもにできるのは、時計、電話で話す、メッセージを送り合う、そして音楽を聴くこと。アプリとコンテンツの使用は大人が制限できます。勉強に集中できるように、スクールタイムモードも設定できます。転倒検出、緊急SOS、通常より高い心拍数と低い心拍数のアラートなど。Apple Watchには安全を守るための機能があるので、シニアの家族にもぴったり。(au公式ホームページより参照)
このファミリー共有用のApple Watchとしてお子様用にSEのcellularを用意したのではといった印象です。
サイズが45mmと41mmがあります。
Apple WatchのケースにはSeries8では45mmと41mmがあります。
SEには44mmと40mm。
男性用女性用という訳ではありませんが、ケースのサイズに比例して販売されているバンド(ベルト)の長さがある程度決まってきます。
本体裏面のセンサーのサイズも違ってきます。
試着などをして自分にはどのサイズが合っているか確認の上お買い求めください。
小さいケースだと画面が見にくくないの?
文字サイズが自分の好みで選べるようになっているので、小さすぎて見えないということはないです。
画面操作が難しくなったりしない?
Apple Watchの操作は、画面をスライドさせる、タップする、画面を少し押す、ボタンを押す、Digital Crownをまわすといったようなものなので、細かい操作というのはほぼありません。
文字入力は音声入力とキーボードがありますが、キーボードは大きい画面サイズでも小さく感じます。
個人差が大きいと思いますので、売り場のデモ機でそれらの操作は試していただけます。是非ご確認ください。
私の感覚では、40mmだから操作が難しかったということはありません。
フィルムやケースは必要?
これは個人差がもっとも大きい部分だと思います。
おすすめってありますか?
正直、聞かないでください・・・。と言いたいぐらい個人差が大きいです。私は何もつけない派。つけてない状態が一番きれいな状態で使えるから・・といった理由です。
私の場合は職業柄、何かが当たって壊したり割ったりする可能性は極めて低いです。
使ってる環境は個人差が大きいですから、ご自身の場合は・・と考えて判断してください。
ただ、割れた場合の修理費は高いです。
AppleCare+に入っていない場合の修理代
ここでは Apple Watchシリーズ6とSE、シリーズ3のみをご紹介しています。詳細およびその他の機種の場合は、こちらApple公式サイトをご覧ください。
価格はAppleCare+に入っていない場合です。AppleCare+加入での過失・事故による修理、9,200円(税込)。
Apple Watch Ultra | 修理・日本国内(保証対象外) |
75,800円(税込) | |
Apple Watch8 | 修理・日本国内(保証対象外) |
GPS | 45,800円 |
アルミ Cellular | 53,800円 |
ステン | 61,800円 |
Apple WatchSE(2nd) | |
GPS | 31,400円 |
Cellular | 35,800円 |
ケースやフィルムのメリット・デメリット
メリット
割ったり壊すと修理代が高い。
AppleWatchはガラスが割れた場合でも本体交換になりますので、修理代は高くつきます。買う方がいいか・・と言って新しく買い換えられる方も見かけます。
どういう時に割ったのか?とお伺いすると、車や自転車での事故、外した時に落とした、外した時にポケットに入れていて椅子に座った時に金属部分がガラス面の方に向いていて体重で・・といった内容でした。
交通事故とか以外では腕に着けていて割ったというのは、仕事上の事故とかで身体的にも怪我をした・・といった状況のようでした。
ガラス面に傷が・・というのは、私自身も経験があります。どこで当たったのかは不明で、最初汚れかな?と思っていましたが、拭いてもどうしても取れず、浅い傷がついていることに気がつきました。割れる危険性もない程度の浅いものなので気にしていませんでしたが、傷がつくこともある・・ということは認識しました。
また、日常的に擦れて小さな傷が・・ということはあるようです。
友人などは仕事上、小さな破片が飛んできたりするからということでケースやフィルムを着けています。
ケースの種類もいろいろあって、色を変えたり、ベルトとセットでAppleWatchの印象を変えたりするもの、まるでG SHOCK?と彷彿させるようなゴツいものまで、汎用メーカーからたくさん出ています。
壊れるのが心配という方は、そういったものを使うのもいいと思います。
デメリット
どうしてもケースをつけると、本体とケースの間に汚れや埃が溜まったり、ケース自体が変色したり汚れたり。どんな物を選ぶのか?といった場合も個人差が大きいので、何のためにケースがつけたいのか?で選んでください。
フィルムに関しても、耐衝撃性の樹脂フィルム系からガラスフィルム、また塗布するガラスコート剤までいろいろあります。
見た目や反応で言うとガラスコート剤に惹かれる部分があります。
フィルム系もフィルムと本体の隙間にゴミが入って汚くなったり、フィルムの端にケースが当たったりして空気が入ったり剥がれてくる、中には水で濡れて中に水が浸透して使えなくなった・・と言う方も。その都度貼り替え・・となると結構フィルム代が馬鹿になりません。また、フィルムを貼った事でタッチの反応がちょっと悪くなる・・といった意見も伺います。
と言う事で、ケース、フィルムに関してはご自身の使い方や環境でご判断ください。
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